【飲食店編】ホームページがあるのに、お客様が来ない。その悩み、よくわかります

「ホームページ、一応作ったんだけどね…」

そう言いながら、少し寂しそうな表情を浮かべる飲食店オーナーさんに、私たちは何度も出会ってきました。

お金をかけてホームページを作った。メニューも写真も載せた。地図もある。でも、アクセス数を見ても全然伸びない。「ホームページ見て来ました」というお客様もほとんどいない。

「作っただけじゃダメなのかな…」 「でも、何をすればいいのかわからない」

毎日、朝から晩まで厨房に立ち、ホールで接客し、仕込みをして。その合間に、ホームページのことまで考える余裕なんて、正直ないですよね。

この記事では、忙しいあなたに寄り添いながら、飲食店のホームページで集客する方法を、できるだけわかりやすくお伝えします。

「作っただけ」では見つけてもらえない現実

お客様は、あなたのお店を探している

今この瞬間も、誰かがスマホで「川崎 イタリアン」「武蔵小杉 ランチ おすすめ」と検索しています。

お腹を空かせて、美味しいお店を探している。デートで使えるお店を探している。家族で行けるお店を探している。

あなたのお店は、その検索結果に出てきますか?

もし出てこなければ、どんなに料理が美味しくても、どんなに素敵なお店でも、そのお客様との出会いは永遠に訪れません。

ライバル店は、もう動いている

近所のあのお店、いつもお客様で賑わっていませんか?

料理の味は、正直うちの方が上だと思う。雰囲気だって負けてない。なのに、なぜあのお店ばかり…。

もしかしたら、その差は「ホームページの使い方」にあるかもしれません。

「食べログがあるから大丈夫」じゃない理由

「うちは食べログに載ってるから」

確かに、食べログやぐるなびは大切です。でも、それだけでは足りません。

なぜなら、そこにはライバル店もたくさん並んでいるから。同じ条件で比較されて、選ばれなければ意味がありません。

でも、あなた自身のホームページなら、あなたのお店の魅力を、誰にも邪魔されずに伝えられます。あなたのペースで、あなたの言葉で、あなたのこだわりを語れます。

ホームページで集客する、7つの方法

難しいことは、ありません。できることから、一つずつ始めていきましょう。

1. 「今日のランチ」を発信する勇気

毎日同じメニューを提供しているお店なら別ですが、日替わりランチや季節のメニューがあるなら、それを発信しましょう。

「今日のおすすめは、〇〇です」 「旬の△△を使った、限定メニュー始めました」

たった一行でもいいんです。更新されているホームページは、「このお店、ちゃんと営業してるんだ」という安心感を与えます。

SNSと連動させれば、さらに届く人が増えます。

「毎日更新なんて無理」と思いましたか?

大丈夫です。週に一回でも、月に二回でも、できる範囲でいいんです。0と1では、天と地ほどの差があります。

2. 写真は、あなたの最強の武器

飲食店にとって、料理の写真は何よりも大切です。

でも、プロのカメラマンを呼ぶ必要はありません。今のスマホのカメラで十分です。

撮るときのコツ:

  • 自然光の入る明るい時間帯に撮る
  • 料理を斜め上から撮る(真上より立体感が出ます)
  • 余計なものを写さない
  • できたての、一番美味しそうな瞬間を撮る

シズル感(美味しそうな感じ)が伝われば、それだけで「食べたい!」と思ってもらえます。

3. 「検索で見つけてもらう」ための小さな工夫

難しい専門用語は、ここでは使いません。誰でもできる、シンプルな方法だけお伝えします。

ページのタイトルに、お客様が検索する言葉を入れる

例えば:

  • 「川崎駅徒歩3分 | 本格イタリアン〇〇」
  • 「武蔵小杉 個室完備の和食居酒屋」
  • 「溝の口 子連れ歓迎のカフェ」

お客様が検索するであろう「地名」「料理のジャンル」「特徴」を、自然に入れるだけです。

店舗情報は、どのページからも見られるようにする

住所、電話番号、営業時間、定休日。この情報が見つけにくいホームページ、意外と多いんです。

お客様は急いでいます。迷わせたら、その時点で離れていきます。

4. Googleマップに、あなたのお店を正しく載せる

「Googleビジネスプロフィール」(旧Googleマイビジネス)、登録していますか?

これは無料で使えるのに、とても強力なツールです。

誰かが「近くの ラーメン屋」と検索したとき、地図とともにお店の情報が表示される。あれです。

登録して、写真を載せて、営業時間を正確に記入する。それだけで、地域のお客様に見つけてもらいやすくなります。

さらに、お客様からの口コミに返信すると、「このお店、ちゃんとしてる」という印象を与えられます。

5. ストーリーを語る

あなたのお店には、必ず「ストーリー」があるはずです。

  • なぜこの場所でお店を開いたのか
  • どんな想いで料理を作っているのか
  • この一品には、どんなこだわりがあるのか
  • 常連さんとの、心温まるエピソード

そうした物語は、ただのメニュー紹介より何倍も人の心を動かします。

「そんなの、誰も興味ないでしょ」と思いましたか?

それは違います。人は、「誰が」「どんな想いで」作っているかを知ると、その料理がもっと美味しく感じられるんです。

料理だけじゃない。あなたの人柄に惹かれて、お客様は来てくれます。

6. お客様の声を、宝物にする

「美味しかった」「また来ます」

そんな言葉をかけてもらったら、ぜひホームページに載せてください(もちろん、許可をもらってから)。

お客様の声は、何よりも説得力があります。あなたがどれだけ「美味しいです」と言うより、お客様の「美味しかった」の方が、ずっと信頼されます。

写真と一緒に、簡単なコメントを添えるだけでいいんです。

7. スマホで見やすく、予約しやすく

今、この記事を読んでいるあなたも、スマホで見ていませんか?

お客様の8割近くは、スマホでお店を探しています。

  • 文字が小さすぎて読めない
  • ボタンが押しにくい
  • 電話番号をタップしても、電話がかからない
  • 地図が見づらい

こうした「小さなストレス」が、お客様を逃がしてしまいます。

あなたのホームページ、今すぐスマホで開いてみてください。使いにくいと感じたら、それは改善のチャンスです。

「でも、時間がない」と思っているあなたへ

わかります。本当に、わかります。

朝は仕込み。昼はランチの対応。夕方は少し休憩して、夜はディナー。閉店後は片付けと、翌日の準備。

その上、ホームページの更新なんて…。

全部やる必要は、ありません。

まずは一つだけ。今週は「今日のランチを一回だけ投稿する」。それだけでいいんです。

来週は、「料理の写真を一枚撮って載せる」。それだけ。

小さな一歩でも、続けることで道ができます。

一人でやらなくていい

スタッフさんがいるなら、協力してもらいましょう。 写真を撮るのが得意な人、文章を書くのが好きな人。 「ホームページ担当」を作ってもいいかもしれません。

外部に頼むという選択肢もあります。 月に一回、更新を代行してくれるサービスもあります。

完璧を目指さなくていい。できる範囲で、無理なく続ける。それが一番大切です。

あなたの料理を、もっと多くの人に

あなたが毎日丁寧に作っている料理。 心を込めて接客している、あの笑顔。 お店の温かい雰囲気。

それを必要としている人が、必ずいます。

でも、知らなければ、出会えません。

ホームページは、そのための「架け橋」です。

難しく考えすぎないでください。 専門家になる必要はありません。

大切なのは、「あなたのお店の魅力を、あなたの言葉で伝えること」。 そして、「お客様が見つけやすくすること」。

それだけです。

まずは、できることから

今日、この記事を読んだことが、あなたの第一歩です。

明日からできることを、一つ選んでみてください。

  • 今日のランチの写真を撮って、載せる
  • お店のストーリーを、一つ書いてみる
  • Googleビジネスプロフィールに登録する
  • スマホで自分のホームページを確認する

どれか一つでいい。

その一つが、明日のお客様を連れてきてくれるかもしれません。

あなたの料理を待っている人がいます。 その人に、届けましょう。

もし「一人では不安」「何から始めればいいか、相談したい」と思ったら、いつでも声をかけてください。

あなたのお店の魅力を、一緒に見つけて、一緒に伝えていきましょう。

美味しい料理と、温かい想い。 それを必要としている人に届ける。

その手伝いが、私たちにはできます。

石井秀幸@WEBデザイナー
WordPress公式『横浜 WordPress Meetup』主宰/株式会社ノクチ基地 取締役/モンゼンクリエイティブ合同会社 代表。WEB制作に関する技術や役立つ情報を発信していきます。10年にわたるWordPress歴を背景に、幅広いアイデアを形にするお手伝いをしています。