wgetを利用することで、サーバーにある資材をまとめてダウンロードすることができて便利です。
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wgetとは
wget は、HTTP/HTTPS/FTP に対応したCLIベースのダウンロードツールです。ウェブサイト全体やディレクトリ、個別ファイルを一括で取得でき、再帰ダウンロードやレジューム(途中再開)が可能です。
wgetをインストールする方法
macOS(Homebrewを利用)
ターミナルからwgetをインストールするためにパッケージ管理システムのHomebrewからインストールします。brewコマンドが登録されていない場合は、はじめにHomebrew公式サイトからHomebrewをインストールします。
brew install wget
wget -V # バージョン確認
Linux(Debian/Ubuntu系の場合)
sudo apt update
sudo apt install wget
wgetを利用してサーバーから資材をダウンロードする
以下のようにFTPアカウントを利用して設定します。
wget -mc ftp://[ユーザー名]:[パスワード]@[サーバー名]/[ディレクトリ]
オプション
wgetのオプション一覧は以下のオプションで取得できます。
wget -help
今回付けているオプションの説明も入れておきます。
オプション | 説明 |
-c, –continue | 途中までダウンロードしたファイルの続きから再開されます |
-m, –mirror | -N -r -l 0 –no-remove-listing の省略形 (ローカルと比較して新しいファイルだけを取得し、再帰ダウンロードする。階層は無制限で’.listing’ファイルは削除しない) |
-N, –timestamping | ローカルにあるファイルよりも新しいファイルだけ取得する |
-r, –recursive | 再帰ダウンロードを行う |
-l, –level=NUMBER | 再帰時の階層の最大の深さを NUMBER に設定する (0 で無制限) |
–no-remove-listing | `.listing’ ファイルを削除しない |