[WordPress] オリジナルテーマを作成する際の下準備

WordPressのオリジナルテーマを一から構築する際には、まず開発環境を整えていきます。

スケルトンテーマ「_S(underscores)」

オリジナルテーマを一から構築する場合は、スケルトンテーマ「_S(underscores)」をベースに構築していきます。以下の公式サイトからテーマの名前を入れてダウンロードします。

Underscores | A Starter Theme for WordPress

デバッグモードをONにする

テスト用にインストールしたWordPressは、wp-configを編集して、デバッガーモードをONにしておきます。「Theme Check」プラグインを利用する場合は、必ず設定する必要があります。

/**
 * 開発者へ: WordPress デバッグモード
 *
 * この値を true にすると、開発中に注意 (notice) を表示します。
 * テーマおよびプラグインの開発者には、その開発環境においてこの WP_DEBUG を使用することを強く推奨します。
 *
 * その他のデバッグに利用できる定数については Codex をご覧ください。
 *
 * @link http://wpdocs.osdn.jp/WordPress%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%83%87%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0
 */
define('WP_DEBUG', true);

ユニットテストを使用する

テスト用の記事を開発用WordPressにインポートしてチェックしていきます。現在のブロックエディター に則してはいないですが、大きな崩れがないかを確認するため使用します。

テーマユニットテスト – WordPress Codex 日本語版

開発用プラグインをインストールする

開発するために便利なプラグインをインストールしていきます。

Query Monitor

便利なデバッグプラグインです。実行したフィルターフックの履歴や、PHPのエラーなど、開発に必要な情報を確認することができます。

Query Monitor – WordPress plugin | WordPress.org

Show Current Template

いま閲覧しているページはどのテンプレートを使用されて表示されているかがすぐにわかるプラグインです。

Show Current Template – WordPress plugin | WordPress.org

WP Control

WPクーロンを利用してカスタマイズをする時に、動作しているかモニタリングする時に便利です。

WP Crontrol – WordPress plugin | WordPress.org

Theme Check

WordPressのテーマが適切に構築されているかをテストするプラグインです。WordPress公式にパスするためではない場合は、全ての項目をクリアする必要はありませんが、コーディング基準や慣例で抜けがないかをチェックしていきます。

Theme Check – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語

コーディングチェック構築の環境

WordPress公式では、独自のコーディング規約が存在します。この規約に則しているかどうかを自動的にチェックするツールを導入します。導入方法は、以下の記事で紹介しています。

PHP_CodeSniffer で WordPressのコーディング規約をチェックする

特に小規模案件ではコーディング規約に則るかどうかは言及されることは少ないですが、保守性を考えた場合、誰がコードを見ても分かりやすいように整えた方が良いと考えています。

石井秀幸@WEBデザイナー
横浜WordPress Meetup 主宰/株式会社ノクチ基地 取締役/モンゼンクリエイティブ合同会社 代表
WEB制作に関する技術や役立つ情報を発信していきます。10年にわたるWordPress歴を背景に、幅広いアイデアを形にするお手伝いをしています。